OBの皆様が活躍された場は、八尾空港、高松空港、鳥取空港、富山空港、鶉野飛行場、福井空港、加古川滑空場、吉井川滑空場、木曽川滑空場かと思います。
写真は、左から、定期便が運航当時の福井空港、吉井川滑空場、昭和55年ごろの木曽川滑空場です。ちなみに、吉井川滑空場は、平成16年に地元の同意が得られず、使用できなくなりました。使用していた社会人クラブが下流1kmのところに、新滑空場を開設しています。
現在の航空部の活動場所は、木曽川滑空場、大野滑空場、福井空港です。
【木曽川滑空場】
新幹線 岐阜羽島駅から車で20分ほどのところにあります。当時、滑空場がなかった東海支部が自力で開拓し、昭和49年にオープンしました。関西支部では昭和52年から活動の場となりました。現在は緑でおおわれ、きれいなランウェイです。
土手上の道は完全に舗装され、一般の車両は通行できせん。かわりに、ランナーのジョギングの場となり、土曜・日曜日はランナーが通過するまで、発航を待機することもしばしばです。近くにはコンビニもできました。ただし、食事は、昔からの羽島給食です。神戸大の学生は、合宿に参加時はおかずの写真をとり、「きょうのはしきゅう」としてツイッターにアップしています。
【大野滑空場】
平成12年にオープンした滑空場で、木曽川滑空場より30km離れた揖斐川の河川敷にあります。大野グライダークラブと学連が共同で維持・運営を行っています。内陸部に位置するため、気象条件が良く、滑空場の北側では高度1,800mまで空域が確保されています。通常は土曜日・日曜日に活動を行い、大野グライダークラブと各大学が共同で運航します。大野グライダークラブには、学連 関西・東海支部のOBが大勢います。OBにとっては自分も楽しみながら学生を支援し、学生にとっては身軽に飛行ができる場として、学生とOBが共生する滑空場です。
【福井空港】
古く、自動車曳航のころから使用されている空港です。現在では、モーターグライダーによる曳航を行っています。平成18年に、福井空港の管制業務が中部国際空港からの遠隔管制に移行されたため、グライダーはVHF無線装置を搭載し、中部国際空港の情報官と交信し、飛行を行っています。空港のまわりは住宅も増え、昔ののどかな景色から、町の景色へ変わりました。こちらにも、福井グライダークラブが設立され、モータグライダーを使用して、学生とOBが共生する場を提供しようとしています。