神戸大学航空部OB・OG会から ひよどり声 ♪♪ が神戸大学航空部OB・OGの方々へ、航空部やOBの方の最新ニュースをお届けします。メーリングリストもあわせて用意いたしました。メーリングリストに参加されるには、本ブログの「Messages to us」にてご連絡いただくか、メールにて hiyodori-owner@ml.kobe-u.com へご連絡ください。

2016年12月

ローカルの忘年会 (ロートルの?)

IMG_4757今年も昭和56年卒まわりの航空部OB 11名にて、梅田で忘年会を行いました。
血圧が高い、ころんでできたあざが消えない、がんになったなど、この年代ならではの話題もつきません。この忘年会もいつまで続けられるか....
忘年会の残金はOB会口座へ寸志として振り込ませていただきます。




ドイツの空から 【その1】 ~ クラッシック航空イベント ~

予告ばかりで口をつぐんでいたブログの記事が、やっとアップできました。
初回は、グライダーのメッカと言われる「ワッサクッペ」について書くつもりでしたが、少し前の大野グライダークラブのMLに、今年の 9月初旬にドイツで開かれたクラッシック航空イベントに関する記事と動画が投稿されていたのを思い出し、 この話から始めることにしました。
リンクや写真が少々多いですが、一度ご覧ください。

27-tile実は私、3年前にそのイベントを訪れ、航空文化の違いを、まざまざと見せつけられました。イベント名は「OTT2016」、フルネームで「Oldtimer-Fliegertreffen 2016」。
ドイツ南部、シュトゥットガルトの南東にあるキルヒハイムウンターテック という街の郊外にある Hahnweide と言う飛行場です。ここで、ほぼ隔年開催されるのが、欧州最大と思われる大規模なクラッシック航空イベントで、丸3日間、盛大に繰り広げられ、飛ばすために集まる機体は 300機以上。 エアラインのルフトハンザも協賛。グライダーも10機ほど出ています。とは言っても、舗装滑走路も管制塔もない、格納庫が幾つか並んでいる位の、簡易な飛行場ですが。
      
 参加機リスト

表中の機種名をクリックすると、主なスペックや画像が現れます。うれしくも唯一の日本機、わが富士重工のエアロスバルが出ていました。

05A-tileディスカスで知られる競技グライダーのトップメーカー Schempp-Hirth 社が同じ街にあって、ホリカウス社長が、短パン姿で忙しく動き回ってられました。同社の前身が、80年近く前に製造し、実際に飛べるのは世界に片手ほどしかないと言われる空の貴婦人「Minimoa」も、しっかり飛ばします。

広大な駐車場には、何百台ものキャンピングカーがひしめいて、リゾート並の様相を呈し、草地の見物場所にシートを広げ、イスを出してパラソルを立て、通路脇には多くの屋台が並びます。残念ながらつき合えませんでしたが、中間日は夜遅くまで飲んだり騒いだりして過ごすようですね。

 中間日の夕刻には、アクロバットグライダー(1936年開発の DFS Habicht のレプリカ)が妙技を披露。ついでに、現代のアクロバット単発機エキストラ300や、グライダーのフォックスが、離れ技をデモンストレーション。

 
陽が落ちた後は、グライダーがデュエットで、翼端から光の尾を引きながら幻想的な舞を。OGC-MLの投稿動画はこれですが、こんなに暗いのに飛べるの??
夢まぼろしのごとく…

 









16-tileただ遠くから眺めて終わりではなく、飛行が始まる 9時までは、柵の中に自由に入れて、
機体の間近で写真を撮ったり、持ち主に喋りかけたり、触らせてもらったり、紳士協定を守る限り、何の制約もないのは驚き!






11-tile飛行時間中は、戦時中に作られた輸送機のユンカースと、旧ソ連製の複葉輸送機アントノフを、
5機づつ使って、次々と遊覧飛行が繰り返されます。料金は、ユンカースが40分で2万円、アントノフは20分で8千円ほどでした。乗りたかったですが、フトコロ具合が許さず断念したことを今も後悔。




こんなに多くの現役クラッシック機が世界から集まり、楽しく飛ばし、思い切り開放的な雰囲気の中で、健在ぶりを祝いあえる… 

 

何と羨ましい!

神大航空部の日常
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